月刊フルーツライフ No.105(通算133) |
月刊フルーツライフ No.105(通算133号)
◆いよいよ始動!FLが提案する新しいビジネス
FLは新しいビジネスを提案します。それは三つの要素を持った新事業です。
①エッセンシャルで
②成長が見込め
③環境に対応する
■エッセンシャル
じっと我慢すれば終息するかのように思えた新型コロナウィルスは、変異株の発生で更に拡大し、より感染力が強いものになってきました。
従来のビジネスモデルはもうコロナ前に戻ることはありません。果たしてコロナが終息した時にどんな事業が残っているのでしょう。
今分かっていること、それは新しい世界に対応した企業だけがそこに立つことができるということです。
◇急激に増えた引き合い メディカル事業
コロナ禍で急激に引き合いの増えた事業がFLメディカル事業です。
商社や病院から問い合わせが頻繁にあります。中でも食品商社からの引き合いは、飲食・ホテル・観光が消失し、コロナ禍にあっても変わらないエッセンシャルな仕事としてメディカル事業が注目されているからです。
これまでFLは日赤や大学病院等地域の基幹病院を対象としてきました。そのため食数も一施設数百食が前提となっています。
現在北海道から九州まで全国をカバーしているメディカルフルーツメーカーはFLだけであり、今後も着実に成長していく事業と思っています。
■成長が見込める
◇ターゲットは少人数老人事業
そうした中で未だ手付かずの領域が小人数老人施設です。一施設当たり平均30人余りの施設が全国でおよそ5万施設あります。入居者数にして200万人以上の人が入居しています。
例えばFLと交渉が続いているSONPOケアの施設だけでも全国に約500施設あります。
・有料老人ホーム
・養護老人ホーム
・特別養護老人ホーム
・軽費老人ホーム
・高齢者向け優良賃貸住宅
・シニア向け分譲マンション
様々な老人向け施設が全国に星の数ほど在り、何れも食事の提供が入居者へのセールスポイントとなっています。
(老人施設で一番楽しみな食事)
◇FLはこれまで何故できなかったのか?
こうした老人施設の入居者数は多くて50人、少ない場合は十数人です。
一方FLのメディカルフルーツの単価は50円程、数回の食事分を配送したとしても運賃比率が高くなり、商品価格にインクルードできませんでした。つまりネックは運賃でした。
(老人施設の小さな厨房)
■環境に対応する
ソリューションとなったことが世界中で課題となっている食品ロスでした。
◇食品ロスをなくす
日本国内の食品廃棄量は年間2,550万トンを超え、家計消費の1/4に及んでいます。
世界では毎日の食事に事欠く人々が多くいるにも関わらず、膨大の量の食品が廃棄されています。更に食品は製造にも廃棄にも多くのCO2を排出し地球温暖化の原因の一つとなっています。
◇消費期限を延ばす
FLではフルーツの消費期限を延ばすことで食品ロスを軽減するプロジェクトを進めてきました。
その結果これまでD+4だった消費期限をD+7にまで菌的担保できるエビデンスを得ることができました。
消費期限が製造後4日から7日になれば廃棄される食品の量が減るとともに、一度の配送ロットを倍近くにすることが可能となります。
またこれまでの施設への商品直送から、取引先の物流に一旦納品し、そこから各施設に配送を依頼して運賃コストを抑えることで取引先の取り扱いマージンを増やすことができます。
こうして消費期限を延ばす努力が食品ロスを少なくするとともに競争力のある価格を提示することができることになります。
◇廃プラスチック、メーカーに問われる責任
6月国会でプラスチック資源循環促進法が成立しました。
レジ袋に続き、コンビニ等で無料配布されるプラスプーン等の有料化・削減・リサイクルを進め、世界でスタンダードとなりつつあるサーキュラーエコノミー(循環型経済)に、日本もやっと舵を切ることになりました。
原料を大量採取→大量生産→大量廃棄という直線経済を見直し、天然資源の投入を最小化し、製品を長く繰り返し活用して廃棄を最小化していく、これが環境に対応したグローバルシステムです。
その中で最も重要な事はプラスチック廃棄の責任をメーカーが負い発生源から抑制していくことです。メーカーは製品の良否だけではなく、今後は製造開発の初めから物流・回収・再利用までを含めた設計が求められているのです。
◇トレイの脱プラ化
FLは脱プラスチックを進めていきます。先ずは新事業となる老人施設から始めます。
脱プラスチックが今後製品の差別化に繋がり競争力になっていくと考えるからです。
(FLが採用するバイオ容器)
◇ワンオペ対応可能なパッケージと献立
果物の一日の摂取量は、糖尿病交換表で一単位、カロリーベースで80Kcalが目安となっています。この単位とカロリーを統一したラインナップを揃え、施設内で誰でも栄養指導の可能なフルーツパッケージと一週間の献立を提案します。今月中に具体的な提案書を明示します。
FLは環境をビジネスのスタンダードにしていきます。コロナ後の世界、その扉を共に開いて行きましょう。
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フルーツライフ株式会社
center@fruitslife.com
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