2021年 12月 02日
月刊フルーツライフ No.111(通算139) |
コロナ禍の二年、新事業の萌芽生まれる
11月になりコロナ感染が急速に収まり始めました。しかしヨーロッパでは再び感染が拡大しており、南アフリカでも新たなオミクロン株の発生が報道されています。果たして新型コロナがこのまま終息するのか、或いは第六波の波が襲ってくるのか誰にもわかりません。
FLは二年に及ぶコロナ禍の中で新たな事業を立ち上げました。
それは成長する病院事業をさらに発展させるために小規模老健施設をターゲットにしたものです。
コロナ禍で殆どの企業が影響を受ける中、FLの新たな取り組みは注目を集め、全国の取引先にプレゼンテーションを行いました。また新事業はこれまで数社の取引しかなかったセントラルキッチン運営企業との新たなビジネスチャンスを生むことになりました。
今FLは病院と老健を含めた医療系フルーツのスタンダードを全国規模で構築しようとしています。それはコロナ禍であるか否かにかかわらず、今こそエッセンシャルで持続可能なシステムを創り上げ、どんな時でも成長可能な企業の力を築いていくことが求められているからです。
スタートしたFL環境対応
企業の環境対応は最早先送りすることはできません。如何に早く事業計画に環境問題を組み込むことができるかどうかで、この先の企業の存続が決まってきます。
フードサプライチェーンの課題は、今後車のEV化以上に焦点化されてきます。
何故なら世界のCO2のおよそ30%を食品部門が排出し、さらに一年間に廃棄される食品は全温室効果ガス排出量の8%、世界の食料生産量の1/3に及んでいるからです。
また食品包装に欠かせないプラスティックごみの量は年間1億5,000万トンに及び、廃棄プラスチックは環境汚染の最前線、なかでも海洋汚染は日増しに深刻になっています。
この間FLは、ガス置換システム等を使い消費期限をD+4からD+7へ延ばし食品ロス削減に努力してきました。また包装容器を石油から植物由来のバイオ容器に変更し廃プラスティックの削減を行ってきています。
ビーガンはアニマルライツから気候変動に
食品は動物・植物を問わず全て自然の物から作られています。かつてビーガンには、動物性食品を食べない菜食主義としてアニマルライツ(動物の権利)の響きがありました。
それがノバク・ジョコビッチやビーナス・ウィリアムズらトップテニスプレーヤーが運動能力向上のために菜食を取り入れるようになったことを契機に、健康のための食事として菜食は裾野を広げてきました。
気候変動の被害が目に見え、パリ協定の圧力が高まるにつれ、肉食、なかでも肉牛生産の環境負担の大きさが問題になってきました。
一つはカロリーベースで牛肉100キロカロリーを作る為に、牛に1,200キロカロリーもの飼料が必要となる一方、8億人以上の人々が飢餓線上に置かれているという道義的批難性。
もう一つは肉牛生産がアマゾンの熱帯林を切り裂き牧草地にして牛肉を生産しているという自然破壊の典型例としてあること。さらに牛のゲップが農業分野における最大のメタン排出源であるということです。
先にグラスゴーで開催された気候変動枠組条約COP26では、石炭火力と同じように肉食、なかでも牛肉が大きな問題として取り上げられました。
ポール・マッカートニーは毎週月曜日を肉を食べない日とする”Meat Free Monday”キャンペーンを行っています。
ビーガンケーキ
あんしんがとうは来年からビーガンケーキを発売します。
アレルギー対応ケーキは乳・卵を使用しないため、動物性食品を使用しないビーガンと高い親和性を持っています。
動物性食品を使用しないことは勿論、素材から厳選したオーガニックで環境に優しく、その上美味しいビーガン対応ケーキを製造します。
時代は確実に変わっています。数年後には欧米のスーパー・コンビニのように日本でもビーガン食品が普通に販売されていると思います。
FL/あんしんがとうはアレルギー対応デザートのトップブランドのノウハウを生かし素晴らしいビーガンケーキを製造します。
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クリスマスケーキ200%超え!
全国から学校クリスマスケーキの発注が昨年比2倍の50万食!コロナ禍で不自由な学校生活を強いられている子供たちの笑顔を思い全社一丸となって製造しています。
皆さん一年ありがとうございました。
良い年をお迎えください。
by FruitsLife
| 2021-12-02 09:55
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