月刊 Fruits Life No.67 |
月刊フルーツライフNo.67(通算95号)
◆誰もが待っていたデザートの王様。
いよいよ発売開始!
卵を使わずに美味しいプリンを作る!
あんしんがとう長年の夢だったプリンがいよいよ発売となります。
◇卵を使わないとは?
プリンは一般に、牛乳と砂糖を混ぜた卵液を加熱凝固させて作ります。
カスタードプリンとも言われますが、カスタードcustardとは牛乳と砂糖を混ぜた卵液のことです。
何れにしてもプリンは卵を主原料とすることで、滑らかな舌触りと柔らかな食感を得ることができ、卵を使わずにそうした舌触りや食感を出すことは至難の業です。
つまりプリンを卵なしで作ることは、いわば無謀な挑戦と言われても仕方ないことでした。
◇開発の死闘…秘密を覗く
・卵を使わずに一体何を使うのか?
卵を使用しないで卵液を作る。あんしんがとうで使うことができる素材は大豆程度しかありません。
さらにプリンの黄色はどうやって作り出すのか?
あんしんがとうでは着色料等の添加物の使用は極力制限しています。
開発チームは、このソリューションを見つけ出すために、様々な素材に一つひとつ当たり、足したり引いたり、これまで培ってきた知見と経験と感性を総動員して検証を続けました。
そしてようやくプリンと言えるレベルにたどり着くことができました。
◇AEONで学んだこと
昨年9月からあんしんがとうはAEONでアレルギー対応デザートを販売しています。
私たちがAEONで学んだこと、それは自分たち自身でガラスの天井を作っていたことでした。私たちの中で「乳・卵・小麦」不使用のデザートを作っていることに内なる甘えがあったことでした。
例えば開発やミーティングの最中にこんな会話を度々耳にすることがありました。
『こんなものでしょう。
これなら十分じゃない?』というような…。
確かにあんしんがとうのデザートは「乳・卵・小麦」不使用の特殊なデザートです。しかしだからと言って一般のデザートより美味しくなくていいという理由にはなりません。
私たちがAEONで学んだこと、それはあんしんがとうのデザートが、一般の商品と遜色のない製品でなければ、一時的にはともかく継続的に販売することができないということでした。
◇プリンレベルを高める
やっとプリンと言えるものにたどり着いた開発チームには新たな課題が待っていました。
・固くも柔らかくもない絶妙なプリン感は?
プリンにはそれこそプリンッ!とした食感があります。この食感は卵と牛乳から作られます。
そうしたプリン感を卵と牛乳を使用せずに作るための試行錯誤が始まりました。
開発では数々のバージョンのサンプルを作るため、始めがどんな味で、一体どう変わったのか分からなくなるラビリンスに入り込むことがあります。そうすると自分たちが何をしようとしていたのかさっぱり分からなくなりラビリンスから抜け出すことができなくなることが間々あります。
・やっと見つけたプリン感
そうした中で暮れも押し迫った十二月、やっと開発チームが納得できるプリンが出来上がりました。
一つひとつの原料の配合をミリグラム単位で見直し、製造の温度や時間のデータを細かく集め、やっと見つけたプリン感でした。
開発チームは、出来上がったプリンをFLの役員会に提出しました。
結果は合格!社長を始め役員全員から販売開始の決済を得ることができました。
◇5月から販売
一般市販用と学校給食で
次の課題は、開発チームから販売営業サイドに移り、容器やシールデザイン、梱包等の検討に入りました。
FLが提案するプリンです。
・冷凍出荷
・コンシューマ/100g
・学校給食/40g
◇プリンの重要性
デザートの中でプリンは王様です。ケーキでもアイスでも、プリンというだけで売り上げは大きく伸びます。
FLはプリン開発にあたり、新たにプリン製造充填機とシール自動包装機を新設しました。それは今後デザート事業の柱としてよりリーズナブルな価格でプリンの製造販売を行っていくためです。
◇パウンドケーキ
あんしんがとうはプリンに続きデザートの定番としてパウンドケーキを開発中です。
パウンドケーキはスポンジそのものです。「乳・卵・小麦」を使用しないスポンジを一般のスポンジと同じようにすることは至難の業です。
しかしプリンを製造したように、FLは近々定番としてのパウンドケーキを提案します。
◇フルーツパウチパック 本格的に製造開始
FLでは需要が急速に高まっているパウチパックの本格的な製造を開始しました。
パウチパックは廃棄処理が容易で、開缶による鉄粉の心配もなく、学校・病院などで急速に需要が高まっています。
FLでは、パインチビット・りんご・黄桃・洋梨各ダイスのラインナップを用意しました。
・容量 1KG・2KG
・消費期限 6ヶ月
◇新たに病院用に開発
今後FLでは、軽介護食として病院用パウチパックを開発していきます。
アイテムとして、キウイ・バナナ・モモ等を開発、常温で消費期限も長いため取り扱いのし易い商品として提案していきます。
ご期待ください。
~~ ~~ ~~ ~~
フルーツライフ株式会社
TEL 052-739-3677
FAX 052-739-3688
~~ ~~ ~~ ~~